脚長紳士回顧録

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思春期の堂本剛を堪能できるドラマ『青の時代』を見て。

思春期の堂本剛を堪能できるドラマ『青の時代』を見て。

 

『青の時代』と言えば大体の人が三島由紀夫が1番に出てくるのではないだろうか。私自身もそうだった。もしくは芸術家ピカソの精神的にも辛かった時期に描かれた青を基調とした作品のが多く見受けられる時代のどちらかが多いだろう。

しかし今回取り上げる『青の時代』はどちらでもない。

青春三部作と呼ばれる小松江里子脚本、堂本剛が主演するTBS金曜21時枠の連続ドラマの2作目の『青の時代』なのだ。

 

▷あらすじ:

一人の不良少年と、二重人格に悩む弁護士、そして少年に惹かれた少女…。人間が極限状態に追い込まれた時の究極の愛と憎しみの姿を描く。恐喝、暴力などの犯罪を重ねる不良少年が、二重人格の弁護士や純粋な少女との出会いから、優しい心を取り戻していく青春ドラマ

 

青の時代 - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇

 

 

▷感想

毎度のことであるが堂本剛とともに、KinKi Kidsとともに思春期を青春時代を過ごしたかった…の一言から始まる。

突然KinKi Kidsという沼を見つけ(経緯はいつか話したい)、たったの1、2ヶ月でズブッズブの私はKinKi Kidsと共にこの世に生を受けた世代(そんな呼び方があるのだろうか)である。その為何につけてもこの感想が付き纏う。

平成初期のドラマのヘビーさには未だに慣れない昨今の若者なので刺激的なストーリー展開、取り上げる社会問題、題材全てが正直重たい。若葉のころもそうだったが青の時代も1話、2話あたりでは「あれ?野島作品なのでは…??」と感じる設定だな、と思うほどだった。

ドラマの世界に入り込み易い人ほど感動してしまうストーリー展開。リアルタイムで観ていたKinKiファン方にはとても衝撃的且つのめり込みやすかったのではないでしょうか。

 

率直な感想でいうとストーリーは若葉のころよりは物足りなさがあった。が思春期の堂本剛というパワーワードが脳裏をよぎり常に新しい気持ちで新しい発見を持って見る事が出来た。

堂本剛演じる不良少年安積リュウが人を信じる事で新しい人生をスタートするというなんとなく予想出来てしまうストーリーがやはりドラマ。展開が読めてしまい一瞬韓ドラかよ~と突っ込みたくなったがそこはブレーキをかけておいた。

そして何より恋愛模様は純愛だった。ドラマ全体の心理描写はめまぐるしいほど激動で嬉しくなったり、悲しくなったり忙しかったが、恋愛だけはずっと純愛で青春という懐かしさと青さが可愛かった。

 

純粋に好きな人、守りたい人のために生きるリュウの生き様は誰もが憧れたのではないだろうか。

 

愛と憎しみの相互関係を多感な思春期の少年を主人公に描く事でよりタイムリーで、得るもの多さ、衝撃を感じさせたドラマだった。

 

またキャストの良さも忘れてはいけない。

二重人格の弁護士榛名役には山崎豊子原作の「大地の子」で一世を風靡した上川隆也、ヒロインには「若葉のころ」でもお馴染み奥菜恵リュウの友人には思春期のKinKi Kidsドラマを共に駆け抜けた小橋賢司、鑑別所でリュウと出会った闇深い少年朱里は「聖者の行進」や「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」の安藤政信、ヒロイン茜の姉で弁護士榛名の嫁は篠原涼子と錚々たるメンバーだ。そこも是非注目してみてほしい。

 

そして最後に。思春期の堂本剛の美しさが凄まじい。儚さのある少年はどの時代にも通じる1番の美しさなのだと信じている。