脚長紳士回顧録

ただただ美しいモノが好きな新規オタクの戯言

蝉はまだ鳴ける また鳴ける

 

 

"平成最後" の 夏

ひとりで都会で暮らし始めて4ヶ月が経った

 

自分が幼かった頃の夏を思い返しても

こんなにうだるように

そして内側から沸々と精神と体力を蝕む程の暑さはなかったと思う

 

そんな苦しい平成最後の夏はもう去るのか

 

秋の訪れを感じる朝晩になった

 

自由を手に入れたと錯覚した大學一年の春から

時の過ぎ行くままに この身をまかせ生きてきた

 

気がつけばもまれもまれ

世の中では大人と称されるまでに

 

そんな平成最後の夏、

 

私と対でいた彼女は蝉は鳴かないと言った

 

 

今は蝉が鳴かなくなったかもしれないが

新年号を迎えた次の夏、

日本旅館の縁側で燭台に灯された薄暗い光を受け

艶やかに光る漆器でお吸い物を飲みながら

日本の持つ美しき陰翳を背景に鳴いた蝉を感じに行こう

 

 

男女の歌になるが ジョニーの『時の過ぎゆくままに』を彼女に送る

時間をかけて自分を愛そう 私もそう努力をする

 

 

私が出会ってから尊敬し続けた故にこれまでもこれからも愛したい彼女へ

 

 

蝉はまだ鳴ける また鳴ける